2009年01月03日

真のリサイクルとは?

数年前から豊田市のごみの分別方法が変わりました。
渡刈町にある清掃センターに新しい方式の焼却炉(正確には溶融炉と呼ぶ)が
完成し、廃プラの圧縮施設も新設されたことで従来の処理方法とは違う部分も
できて、初めは戸惑う人も多かったんではないかと思います。

まず、従来の焼却炉というのは、ゴミを燃やして灰にしてから埋め立て処分を
していたんですが、溶融炉というのは、ゴミを燃やすというより、溶かしてから
スラグと呼ばれる固形状の石ころくらいの粒にしてから、それを埋め立て処分に
するんではなく、道路工事で使用する路盤材として有効利用できるというのが
今までとは大きく違う部分ということではないでしょうか。
(最終処分場の延命化が期待できる)

あと、以前にも問題になっていたダイオキシンの発生が、理論上かなり抑制
される点でもかなり優れた処理方法ということが言えるんではないでしょうか。


しかし、本当に当初の目論見通りに事が運んでいるのか?という部分では
常に注目していかなければならないように思います。

なぜか?

この、溶融炉タイプを導入した他の自治体では、トラブルなどの報告事例が
あとを絶たず、実際に有効利用されたスラグがどれくらいあって、どれくらい
利用先が見つからずに野積みされたままになっているのか?
ダイオキシンの発生以外に、他の危険物質が放出されていないか?

溶融炉などに関する本を読むと、少し怖くなるような話が満載で、
豊田市は例外であってほしいなぁと思ってしまいます。


そもそも、こんな記事を書こうと思ったのは、家庭ごみや職場でのゴミの
分別をしながら、確かに以前の方法だと、燃やすゴミの中にプラスチック類
が混入すると、燃焼カロリーが高くなり焼却炉を傷めることになるので、
徹底して異物の混入を排除しなければ、というのは分かるんですが、
今回導入した溶融炉というのは、高カロリーの物をバンバン投入して温度
を1000度以上をキープしなければいけないものだと思うので、あまり
高カロリーのプラスチック類を分別してしまうと、燃焼カロリーが上がらず、
結果として灯油のような助燃材を送り込まないといけなくなり、費用負担が
重くのしかかってくる事にならないか?と思ったからです。

(ある本には、「分別は一切してはならない!」とも書かれていました)


僕は、ゴミ問題やリサイクルに関することに非常に興味を持っていたので、
ある本との出会いは、今までの概念や考えを全否定された感じになり、
「今までのは何だったの!?」と、ただ愕然としてしまいました。

いまだに、「エコ」という名の下に、「リサイクル」に関しても、疑問符の
つくようなことがたくさんあり、一種のブームとなっていて、本質が置き去り
になってやしないかと心配しています。


ゴミとなったのをリサイクルして・・・ということに必死になるより、先ずは、
ゴミを出さないこと!ゴミにしないこと!が、肝心なのではないでしょうか?



同じカテゴリー(つぶやき・・・)の記事画像
カメラマン
なんぺい&茜
つくしが効く?
靴修理
じゃがりことともに・・・
こっぺさん効果?
同じカテゴリー(つぶやき・・・)の記事
 命日 (2013-02-05 00:04)
 つぶやき… (2012-06-12 23:50)
 ☆達川様☆ (2012-04-20 23:29)
 原発不要! (2012-01-18 03:11)
 山本太郎に続け! (2011-08-21 23:12)
 カメラマン (2011-05-13 00:28)

Posted by おいでん仕掛け人 at 00:01│コメントをする・見る(0)つぶやき・・・
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
真のリサイクルとは?
    コメント(0)